● 唐木仏壇に使われる主な木材
◎ 黒 檀
インドネシアを主な原産地とするカキノキ科の木材です。非常に堅く、水に沈むほど材質は緻密です。耐久性が高く、虫や菌にも侵されにくい性質を持っています。生育が非常に遅いため、かなりの希少品となっています。
◎ 紫 檀
ラオス、タイ、ベトナムなどが主な原産地のマメ科で、周辺部分は白色ですが、心材は暗紫紅色で、材質は堅くて緻密なところは黒檀と同じです。正倉院御物の唐木細工のなかではもっとも多く見られ、舶来の高級木材として、古くから珍重された木材です。
◎ 桑
養蚕のえさに葉を使うなど、古来から日本人には馴染み深い木ですが、お仏壇づくりに使用するのは、伊豆諸島の「島桑」です。年輪が緻密で、美しい木目と粘りのある木材です。江戸時代から江戸指物などに用いられていました。国内銘木のなかでは最高級品です。
◎ 欅(けやき)
東アジアの一部と日本に分布するニレ科の広葉樹です。全国各地に有名なけやき並木があるように、極めて整った樹形をしています。木目が美しく、磨けば素晴らしい光沢が出るため、古くから神社や寺院建築に用いられきた日本伝統の木材です。
◎ 屋久杉
鹿児島県の屋久島で、花崗岩のある標高500メートル以上の場所に自生する国内最高級の杉です。緻密な年輪と美しい木目、樹脂分が豊富で腐食に強いなどの特徴があります。現在では伐採が禁止されているため、非常に貴重な木材です。
このほかにも桜や楡(にれ)などが使われます。