清閑堂は群馬県をはじめ北関東に展開する仏壇・仏具・墓石の大型専門店です。
手を合わせると、実にさまざまな思いが心をめぐります。懐かしい思い出、なぐさめ、安らぎ。そして、いまここに生かされているという感謝の気持ち。
私たちの心に語りかけてくるものにそっと耳を傾けてみませんか。
長い人生の旅路、心にとめておきたい言葉があります。
生と死

 人生とは、一日一日が、いわば死への旅路であると言えよう。生あるものがいつか死に至るというのが自然の理法であるかぎり、ものみなすべて、この旅路に変更はない。

 ただ人間だけは、これが自然の理法であることを知って、この旅路に対処することができる。いつ死に至るかわからないにしても、生命のある間に、これだけのことをやっておきたいなどと、いろいろに思いをめぐらせるのである。これは別に老人だけにかぎらない。青春に胸ふくらます若人が、来るべき人生に備えていろいろと計画するのも、これまた死への準備にほかならないと言える。生と死は表裏一体。だから、生の準備はすなわち死の準備である。

 死を恐れるのは人間の本能である。だが、死を恐れるよりも、死の準備のないことを恐れたほうがいい。人はいつも死に直面している。それだけに生は尊い。そしてそれだけに、与えられている生命を最大に生かさなければならないのである。それを考えるのがすなわち死の準備である。そしてそれが生の準備となるのである。

 おたがいに、生あるものに与えられたこのきびしい宿命を直視し、これに対処する道を厳粛に、しかも楽しみつつ考えたいものである。
松下幸之助「をひらく」(PHP研究所)より
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